先日、お客様の家に訪問したときのことでした。
庭先に柿の木が有り、その枝下に白や薄ピンク色をした小さな花が満開に咲いていました。
この花は、木の花ではなく、まるで花だけが宙に浮いて咲いているようで、その美しさに感動しました。(写真参照)
何という花ですかと奥様に聞くと、これはセッコクの花とのこと。
セッコクとは、ラン科の常緑多年草、山中の樹上や岩上に着生する気生ランの一種だそうです。
ここのご主人は、木炭を芯に、しゅろの木の皮を巻き、そこにミズゴケを植え、その中にセッコクを育てているという手の込みように、とても驚き、さらに感動しました。
セッコクの花を知っているという人はあまりいないと思いますが、一度観ると忘れられず、そして奥の深い花であることを印象付けられます。
この小さな花のように、一つ一つ積み重ね、お客様に感動を与えられる仕事をしていきたいと思います。
それではまた やすお